国民型受信機2号B
来歴
インターネットオークションにて入手した。
製造記録
早川電機工業株式会社製 昭和22年前後
回路構成
高周波増幅部 検波・再生部 低周波増幅部 電源部(整流管)
12Y−V1 12Y−R1 12Z−P1 12F
本来当真空管は戦時中のトランスレス用のものが戦後余剰となり、また、トランスレスの欠陥を回避するため、電源トランス用に再設計されたものである。そういう意味で大変珍しい1品である。
保存状態
ほぼオリジナル部品であるが、スピーカのマグネチックがオリジナルだが、ダイナミックスピーカーに交換されていた。また、出力トランスが断線していた。保存状態→並 やはり戦後の混乱期で資材不足の中でのラジオ製造であることがよくわかる。
故障修理
真空管については、12Y−R1が不良品だったので、新品と交換した。
出力トランス、蓄電器、抵抗は不良品のみ交換した。
使用時の注意事項
使用時のみコンセントと商用電源を接続し、未使用時には必ず切り離すこと。
空中線は最低2から3メートルの銅線(ビニール線)が必要。
木製ケース正面
木製ケース背面
正面
上部
裏面