田舎脱出計画


約20年かけて無線機、ラジオ、部品、本を収集しすぎたため、もはや家に収納できない。

将に野積み状態だ!!


特にテレビは、場所をとるので始末に悪い。


真空管も山ほど所有している。


修理用の部品も十分確保している。


倉庫も庭の隅に新設したが、すぐに満杯になった。


再来年は家をリホームするためどこかに退避する必要がある。
年々女房から整理の圧力が高まっている。女房曰く「ラジオで家が傾く、地震で家が壊れる」もはや限界だ

そもそもの失敗は旧軍無線機を街中でたまたま拾ったことからこの収集癖症候群が始まった。
ただし、この旧軍無線機の収集は高額であり、インターネット時代の少し前のため無線機を見つけるも大変な時代であった。ある程度やると資金が続かず限界に達したことを自覚した。
このため、下記のような方向転換を開始した。

まず、何を狂ったのか真空管式オシロスコープの収集に走った時期がある。この残骸が多数残ってしまった。ネットオークションが本格化する前だったので、秋葉原のジャンク屋の親父にたのんでいるとどんどん入荷する。1個1万円単位で多数購入してしまった。
なぜ、収集にはしったかといえば、単に旧軍電探の指示装置を復元するための部品集めが目的だった。約30台ぐらい所有しているが、少し度を超えたようだ。でも、自慢は戦前のNHKが使用していたオシロだ!。
いまでも、144MHzの電探のAスコープをこの目で見てみたいが、倉庫の奥にしまったため部品一式が取り出せない。でも、いつか復元するつもりだ。

その次に、民生ラジオの収集にシフトした。骨董屋で買った1つのMT管トランスレスからST管スーパへ、更に再生式ラジオから放送局型のトランスレスにはまり、挙句の果てに一気に昭和初期のニュートロダインの201Aや226のレフレックスまで収集範囲が拡大し、現在破綻状態となってしまった。

今度は、真空管テレビも高校生時代の失敗を思い出し、昭和30年前半の松下製の11チャンネルのテレビをかってしまったが、未だに修理できない。ラスターがでない。
何度もトライしているうちにとうとうフライバックトランスの端子を誤って切断してしまった。馬鹿だった。
そのうちアナログ電波が停波するが一体どうすればいいか。しかたないので、日立製をまた1台買ってしまった。真空管の規格がちがうのでまたまたテレビ球が増えてしまった。今では誰も買わないVHFアンテナも新規に購入したが、使う機会がない。停波対策ではRFモジュレータを6個も買ってしまった。
でもこれで、デジタル社会になろうとも対策は万全だ。

とうとう最後に、3式超重無線機の復元でSSB送受信機を自作していたら、高校生時代のアマチュア無線を思い出し、当時買えなかったメーカー製のトランシーバやらトリオの9R−59などを買ってしまった。どうしよう!!!

やりたいことは、山ほどある。早く年金生活に入りたい!

修理用のシールドケースの山


修理用のIFTの山


修理用のST管用ソケットの山


修理用の軍用メータの山



真空管もST管を中心に段ボール何箱ではすまない数を所有しているようだ。四国の解体屋から多数真空管が出土したので買わないかといった具合で即購入、一体どこになにがいくらあるかわからない。ただし、肝心のMT管は全くない。

四国からの入荷品


俺は自由に専門書、測定器、無線機を広げて毎日修理したいだけである。そんな贅沢日本の家庭ではできないようだ。
もはや、限界のようだ。俺は田舎へ脱出する。
ただし、金はないので市町村の空き家バンクを活用し、田舎の農家を賃貸することを計画している。何時実現するか不明だが、必ず実現させる。
土蔵を借りて、その中で無線機を展示する。誰も見に来ないが、私設のミニミニ資料館でも、自己満足で十分だ!

修理・復元の現場(平成21年9月6日時点)

もう少しで、完成のはずだが、送信部の第二混合部でトラブル発生、現在調査中!!


参考文献

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