手製本教室




お知らせ

中国新聞社フェニックス誌からの取材について



製本教室の開催

平成25年4月から製本教室を開催しています。
当面は外部のカルチャーセンターの講師として活動することとしました。
広島の地での活動となりますので、当初からにたくさんの受講生は望めませんが、逆に少人数で和気あいあいといった雰囲気となっています。
製本の基礎知識について地道に活動する予定です。
将来的には、製本の応用編のために独自の教室を持ちたいと考えています。

以下カルチャーセンターでの活動状況です。
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中国新聞文化センター教室部

教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00〜12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。

受講料:1回 5単位 2,500円/月2回 5,000円(表示:税抜)
備考:教材費 新規3,000円 更新2,000円

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製本教室模様

 平成26年度(2014年)製本教室模様
  
 平成27年度(2015年)製本教室模様
 
  平成28年度(2016年)製本教室模様

 
 平成29年度(2017年)製本教室模様
 平成29年04月13日
 平成29年04月27日
 平成29年05月11日
 平成29年05月25日 予定
 平成29年06月08日 予定
 平成29年06月22日 予定
 平成29年07月13日 予定
 平成29年07月27日 予定
 平成29年08月10日 予定
 平成29年08月24日 予定
 平成29年09月14日 予定
 平成29年09月28日 予定





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製本道具はこのプレス器のみです。


教材用の本の印刷物です。



教材(マニュアル類)



受講生で用意する製本用具です。(特殊なものはありません)



教室の活動風景






1.手製本教室開設の目的

手製本教室は、東京を中心として名古屋、京都、大阪、神戸にはありますが、中国地方では皆無です。女性や団塊の世代を中心とした手製本に関するニーズは高いのですが、現在では製本に関する教育の場が広島にないのが現状です。このため、この地において製本講座を開設し生涯学習の一環としてこのニーズに答えていきたいと考えています。



2.手製本講座の対象者

「自分の本を作ることが目的であり、製本技術は単に手段にすぎない。でも製本の玄人ではない。自費出版のように、金をかけて出版会社へ発注しても、高額の費用の割には、誰も買わない。売れない。でも自分の本を作りたい思いだけは人一倍強い。NHK教育の趣味悠々で初めて製本がテーマとなったが、興味があるが取り組みには敷居が高そうだ。」このような人のための手製本講座です。
「目標:HP・ブログ制作 ⇒ PCへダウロード・編集・印刷 ⇒ 製本」ですが、当面は製本の作成を中心の内容とした初級コースを開設します。________________________________________

3.手製本講座の概要

初級コース 
カリキュラム:月2回×3ヶ月 計6回コース、1回1時間半から2時間程度
仕様:角背、上製本 A5版 両面100〜130頁程度(A4用紙25〜35枚程度 2つ折り)
対象者:10名まで

第1回
製本基礎説明:紙の目、本の構造、紙の切断、かがり
A5への折丁づくり(製本については、数パターンを用意)
見返し、捨紙の作成

第2回
本体部作成1:目引き、背固め

第3回
本体部作成2:天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、花ぎれ、しおり、クータ貼り

第4回
表紙の作成・組立て

第5回
本体と表紙の接合(くるみ製本)

第6回
欠席者のための補修講座
個人製作の総合講評
インターネットからのデータ編集方法
今後の展開・応用説明
布製本、箔押し、丸背、革装、マーブル、天金などの技法説明


4.製本テーマ選定について

角背製本

「わたしのふるさと広島県芦品郡新市町宮内」
http://www7b.biglobe.ne.jp/~miyauchi/index.htm

ファザーのHP 攻城記
http://www17.big.or.jp/~father/index.html

丸背製本

黒い日の丸 生還〜ある少年兵のシベリア〜

http://www.ufo-okina.com/UFO_weng_tong_xin/sheng_hai/sheng_hai.html

表紙及び本文については、印刷済のものを提供します。なお、著作権の許諾については、製本教室での使用を条件に了承済です。


5.用意するもの

A5版ベニア板2枚  ⇒ 教材として個人配布
Cクランプ2個    ⇒ 教材として個人配布
目引き用金切りのこ、糊引き紙(新聞紙の広告用紙)、ワックスペーパー(クッキングペーパーで代用)、ボンド、のり、皿


個人で用意する製本用具
A4版カッター用マット、筆、はけ、カッター、30cm金物差し、20cmプラスチック物差し、鉛筆、ボールペン、裁縫用ヘラ、はさみ、目打ち(千枚どうし)、バレン、手ぬぐい
以下参考見本です。


※ 筆は写真のものよりも小さめのものが便利です。


6.本手製本講座の特徴

まず、手製本においては、市販本以上のレベルのものを目標とします。
これを実現するため、本来は高級な製本道具例えばエトー、シザイユ(断裁機)、かがり台、
2トンプレスや手締めプレス等が必要となります。
従来の製本教室は、伝統あるヨーロッパのルリユールが糸かがりを基本としているため、この糸かがりの工程の技術取得に時間がかかり、製本技術がなかなか一般者へ普及しないことの大きな原因であると思われます。
現代製本では、あじろ綴り製本が主流となっており、機械式の糸かがり製本は極わずかにすぎない状況であります。
このため、製本教室の教材は、糸かがりの古い本をばらしたもののとなり、このばらしたものを土台とし、糸かがり製本をする工程を製本講座として教育しているのが現状です。
しかしながら、この製本技術では、単に古書の修復のためには役立つが、自家出版を手製本で実現したい人々には役に立たない。そういう意味では、現代手製本の世界においては、糸かがりからの決別が必要となります。
この決別により(単なる割り切りにより?)、製本道具も専用の道具が必要となくなり、ホームセンターでごく一般的な日用品を道具の代用品として購入すればいいこととなります。
また、現在はパーソナルユースとして、パソコンやプリンターが十分に利用できる環境にあることから、従来の大規模な出版社による製本手法ではなく、個人が自由に製本することが可能となりました。
本文については、Wordなどのソフトウェアで直接記述してもよいし、ディジタルカメラのデータを貼り付けたり、Webから検索したものをダウンロードしWordなどに再編集したり、復刻版の本を作りたかったら、原本からスキャナーでイメージ・データを取り込みWordなどに再編集すればいいし、また、PDF化だけでもいいかもしれません。
本文・表紙とも印刷は少しハードルが高くなるが、カラーレーザプリンターなどで印刷すればいいことになります。
あとは、いかに手製本として本に組み立てるかという技術的問題だけであります。
ただし、ルリユールと呼ばれる伝統的な製本技法を尊重した上で、必要な技法のみ活用して新たな現代版の手製本技法を確立することが重要であると考えています。


講座情報案内



第1回
製本基礎説明:紙の目、本の構造、紙の切断、かがり
表紙、見返しの選択
A5への折丁づくり(数パターンを用意)
見返し、捨紙の作成


表紙については、A3版のプリンターを用意する必要がある。


本文はA5縮小両面印刷機能のプリンターで印刷したものである。


両方を用意したところ。


折丁を作成しているところ。


最後に捨紙を用意すること。





第2回
本体部作成1:目引き、背固め

目引の準備をする。手製のプレス機にSETする。用紙を正確にSETすること。


下の金鋸で1mm程度の溝をつける。 


麻糸をとうし、ボンドをぬり、最後に和紙をかぶせる。





第3回
本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼り

天地のやすりかけをする。


左が寒冷紗、真中がクータ、右が黒色の見返しとはなぎれである。


全てを貼り合わせた状態である。


拡大したところ。





第4回
表紙の作成・組立て
表紙の組立てしたところ。


裏側。厚さ2mmの黄ボール紙を芯とする。





第5回
本体と表紙の組立て(くるみ製本)
@本体と表紙を準備したところ。


A本体と表紙を準備したところ。


B本体と表紙を準備したところ。


本体と表紙の組立て中。


完成したところ。


完成したところ。




第6回

欠席者のための補修講座
個人製作の総合講評
インターネットの使い方、データ編集方法、HPの作り方
今後の展開・応用説明
布製本、箔押し、丸背、革装、マーブル、天金布の裏打ち等


初版:H25.05.16作成

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