箔押講座
活字について
箔押しのための活字については、箔押ししたい文字を亜鉛凸版として作成するか、和文タイプライターの活字を利用するかの二通りが考えられます。
もちろん、専門業者であれば専用の活字セットを利用することも可能でしょうが、一般の人では無理と思われます。
以下亜鉛凸版の見本です。
以下和文タイプライターの活字セット見本です。オークションで手に入れました。
1.亜鉛凸版の発注
今回は大型の亜鉛凸版を必要とたたため、有限会社 菊地写真製版所(福岡県福岡市中央区白金)に試験的に発注してみた。URLは下記のとおりである。
菊地写真製版所
2箔押作業について
箔押機は、インターネットオークションにて、ヤマダイ美商の小型箔押機を購入した。
ヤマダイ美商は下記のURLです。
ヤマダイ美商
3.箔押の実験
今回は大型の亜鉛凸版(長さ14cm)を使用したため、想定外の問題が発生した。
というのは、熱膨張のため亜鉛凸版が裏と表が異なり、熱をかけると亜鉛版は端が膨張して変形し、うまく箔押しできない事態となってしまった。
⇒ 現在対処検討中
箔押実験U(平成22年6月5日)
箔押機の土台が安定しなかったのが、原因と思い広島市内の本通の骨董屋から将棋板を安価で購入した。
4.箔押実験
5.箔押結果
一応成功のようだ。しかしながら、箔押機の温度調整と手押しの時間については、十分な調整をしないと美しい箔押とはならないようだ。
箔押実験V 革装の箔押(平成22年7月19日)
箔押は布や革の材料や下材などにより、温度、圧力時間等微妙な調整をしないと上手に箔押できない。
また、背には革バンドを作ってみた。
@半革装の表題に箔押
A表紙と本文
Bくるみ製本の開始状態
C同上
D同上
E製本完了
(参考道具)
表紙の表題に使用する超小型箔押機を購入した。(リーブルにて)
箔押機の説明書