地1号受信機  


地1号受信機#1号機修復記録

来歴
1999年8月頃、横浜のD氏から購入した。

正面
空中線減衰器の銘板が欠落し、電源SW部に大きな穴があけられている以外オリジナルである。




上部
MT管・GT管とメタル管に換装されている。IFTは入手後こちらサイドで付加したと思う。




斜め上部
シャーシの穴もこちらで修復した模様である。



下部
一部マイカコンデンサーが欠落しているようだが、その他の部品はオリジナルのようだ。





修復作業記録
修復作業報告 その1 (1999年11月01日)   ST管ソケットに交換
修復作業報告 その2 (2014年12月03日)    その他部品設置
修復作業記録 その3 (2016年02月21日)      配置部品チェック作業
修復作業記録 その4 (2016年03月06日)       配線作業開始(ヒータまわり)
修復作業記録 その5 (2016年03月14日)       高周波増幅段の配線作業
修復作業記録 その6 (2016年03月20日)       中間周波増幅段の配線作業
修復作業記録 その7 (2016年03月27日)       検波・低周波増幅段・BFO部の配線作業
修復作業記録 その8 (2016年04月03日)       受信試験開始
修復作業記録 その9 (2016年04月17日)       IFT、BFO調整作業
修復作業記録 その10 (2016年05月01日)     線輪修理



地1号受信機#2号機修復記録

来歴
平成10年頃、東京都小岩のばざーらの親爺さんから購入した。

正面
地1号受信機の残骸をばざーらで購入した。正面パネルはオリジナルでなく、自分でアルミ板から切り出したようだ。2mmのアルミ板の加工は大変だったと推察できる。かなりの力量の持ち主の力作である。


上部
全てMT管に換装されている。IFTも戦後のものである。このように地1号では大半がこのように改造される。


裏面
それなりの受信機にか改造されてものと思われる。シャーシにいたるところに穴が開いているが、本来この穴に抵抗器を螺子止めしてある。力作だが、復元のため、全ての部品を撤去する必要がある。

今後の修復計画
今後すべての部品を撤去するこことした。また、修復用の真空管ソケット、シールドケース、抵抗器、コンデンサーを集めることとする。


修復作業記録
修復作業記録 その1 (1998年05月01日)
修復作業記録 その2
 (1998年10月01日)
修復作業記録 その3 (2016年06月05日)               全体仮組立
修復作業記録 その4 (2016年06月19日)               マイカ型蓄電器実装
修復作業記録 その5 (2016年06月27日)               バリコン調整



電源部修復日記パートU

来歴
インターネットオークションで福岡の骨董屋さんが周波数計ということで出展されてものをH19.5.20に安価にて落札した。ほかの人が落札しても、ある意味価値もないので、どうしても落札してオリジナルに戻すことが使命のような気持ちでもある。電源部はこのように自作のケースとして利用されることが多かったようだ。

正面
上部の天蓋部分が地1号受信機の専用電源の特徴を示しているが、正面パネルをみれば、確かに自作の周波数計そのものである。


正面
正規のバネルの上に、アルミ板を張って自作の周波数計を製作していた。


正面
中身は完全に正規部品は撤去されており、周波数計のGT管やメタル管が並んでいる。


修復作業記録
修復作業報告 その1 (2015年10月11日)  現状部品確認と前面パネル修復準備
修復作業報告 その2 (2015年10月25日)      パネル修復作業
修復作業報告 その3 (2016年02月13日)      配線、起動確認


参考文献
日本無線史 第九巻 電波監理委員会
本邦軍用無線技術の概観 大西 成美

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