ム−65型受信機(地1号受信機の後継機種)修復
修復前
小生もいよいよ復元にチャレンジしようかなと思っております。
物置より地1のジャンク品を引っ張り出しどこから手を出したらよいのかと思っております。
写真でもお分かりのようにシャーシーにはほとんど何もついていない状態です。
はずしたわけではありません。
最初からついていないものでした。
パネルには余計な大きな穴が開き、シャーシーも余計な穴だらけです。
前のお持ちの方の努力の跡が良く見えます。
いよいよ家捜しをして部品を集めます。
以前から地1等の部品は少しずつ集めていましたので何とかなるかもしれません。
1.地1号無線機の残骸
2.地1号無線機の残骸
3.地1号無線機の残骸の裏面
修復後
地1が1台完成いたしました。
できるだけオリジナルに近づけるよう板金工作、ベークライトの加工等時間がかかりました。
もう1台の復元に入るところです。
4.正面
追記1
おかげさまでム65がM様からいただきました塗料の塗装も済み完成いたしました。
おかげさまで旧軍色の塗料で見た目もよくできました。
外観の塗料で感じがだいぶ違ってきます。
本当にありがとうございました。
2台重ねの写真は3個のシャーシーのうち下側が最初に完成した分、上側がM様からいただいた塗料で完成した分です。 残りの1個のシャーシーはM様の超重無線機に向かったわけです。
超重無線機の進捗具合はいかがでしょうか?
まずはとりあえずお礼まで。
S.K
5.正面
6.2台の修復完了
7.回路図
H21.3.7修正箇所:ム65 BFO信号の6B7への注入回路にコンデンサー追加
追記2
小生のム65の復元作業の多くの部分は板金工作でした。
内部のパネルや抵抗の留め金、穴のふさぎ等殆どの時間を板金工作に費やしました。
部品等小生に協力でいる点がありましたらご連絡ください。
おかげさまで塗料はちょうど最後の一滴を小さな筆で塗装後の傷の修正に使いました。
正にぴったりの適量でした。
ありがとうございました。
ム65は本当は正面パネルはシャーシーにリベット留めなのですが地1号2型のようにネジ止めにしました。
内部の回路はム65の回路そのものの通りにしました。
AGCが無いので感度はなかなかなもので短い針金のアンテナで短波、放送波ともよく受かっています。
当分楽しめそうです。
S.K
参考文献
日本無線史 第九巻 電波監理委員会